登場人物

「ひとりぼっちの○○生活」の登場人物を紹介します。
※極力ネタバレにはならないよう基本的な部分だけの紹介にとどめていますが、それでもネタバレの可能性がありますのでご注意ください。


主な登場人物


一里ぼっち(ひとり・ぼっち)
 本作の主人公である少女。桜第二中学に通っており、本編開始時点で1年生。
 「人と話すのすら拷問」と感じるレベルの極度の人見知りであり、これまで友達は「八原かい(やわら・かい)」ただ一人しか居なかった。しかし、中学入学直前にかいと「中学卒業までにクラス全員と友達にならない限り絶交」という約束をする事になってしまい、かいと仲直りする為に友達作りを開始した。
 しかし、友達作りをするうちに“約束”とは関係なく人と友達になる事の素晴らしさを知り、また、他者を思いやる気持ちを原動力とする行動もとるようになっていく。
 人見知りな上にあがり症でネガティブ思考な部分がある一方で、意外と行動力があり、独特の思考回路に基づいて突拍子もない言動を見せる事がある。友達ができると嬉しさのあまり気絶し、緊張し過ぎると吐いてしまう他、体に力が入り過ぎると足がつってしまう。
 好物は納豆で、特にひきわりの納豆が好きであるが、基本的にからしは入れない。「ガンバル妖精」というキャラクターが大好きであり、特にかいから貰ったガンバル妖精の人形を大切にしている。誕生日は5月5日。
 ぼっちの両親も作品に登場するが、顔が映らないように描写されており、どんな人物であるか詳細は不明である。ぼっちのひいおばあちゃんは第1話にてぼっちの回想の中に登場している。
私服のセンスは壊滅的

!?


八原かい(やわら・かい)
 ぼっちの幼馴染。本編開始時点で中学1年生。
 中学受験の結果、ぼっちとは別の中学に進む事になった(ぼっちもかいと同じ中学を受験したが、面接の際、緊張のあまり気絶してしまい不合格となった)。離れ離れになるぼっちを心配し、友達作りの努力をさせる為に「中学卒業までにクラス全員と友達にならない限り絶交」という条件をぼっちに突き付けた。中学入学後もぼっちの事をかなり心配しており、仲直りできる日を心待ちにしている。
 ぼっち同様にガンバル妖精が好きであり、友達作りの約束をする際にぼっちにガンバル妖精の人形を渡している。誕生日は5月5日。


砂尾なこ(すなお・なこ)
 ぼっちの同級生。ぼっちの前の席に座っている。
 人付き合いに不慣れである為に突飛な行動をとるぼっちの事を最初は訝しんでいたが、ぼっちから「友達になりたい」と言われた事を嬉しく思い、ぼっちにとって中学で初めての友達となった。
 金髪、仏頂面で口調が強めであるなど一見怖そうであるが面倒見が良く、人とのコミュニケーションも得意な方であり、ぼっちの友達作りをサポートしている。人をからかうのが好きな一面もあり、ぼっち、アル、ソトカ、佳子だけでなく比較的付き合いの浅い同級生も容赦なくイジる事がある。
 将来の夢があるが、その内容は長らく秘密にしていた。「動きたくない人」であり「やりたくないことはやりたくないと思ってしまう」人である為、勉強と運動の両方が苦手。一方で料理は得意。誕生日は5月4日。
 なこの両親も作品に登場するが、ぼっちの両親と同様に顔が描写されず、詳細は不明である。
先生に怖がられてしまうなこ



本庄アル(ほんしょう・ある)
 ぼっちの同級生。クラスの副委員長を務めている。テニス部所属だがよくサボっている。部活をサボり過ぎてサーブもまともに打てなくなってしまっている。
 クラス副委員長として同級生の困り事を解決するなど優等生的に振る舞っており実際優秀であるが、服にハンガーを付けっぱなしで着てしまうなど、どこか抜けている「残念な子」。中学に入り完璧な人間になろうと頑張っているが「残念な子」を完全に脱却するには至っていない。しかし、副委員長としてクラスの為に懸命に頑張っているので同級生から人気があり頼られる存在となっている。
 誕生日は12月24日で、誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントをひとまとめにされる残念な人生を歩んできた。
中学校にランドセルを背負っていく残念振り


ソトカ・ラキター(Sotca Luckythar)
 ぼっちの同級生。金髪碧眼の外国人。ぼっちの隣の席に座っている。
 家族はいるが日本には一人でやって来た。忍者に関心を持っており、ひょんな事からぼっちを忍者と勘違いし弟子入り志願してきた。ぼっちとは早い段階で仲良くはなったものの、当初はぼっちの「弟子」になりたいという理由から「友達」になる事は拒否した。
 金髪碧眼に加えスタイルも良くクラス内外から注目されているが、目立ちすぎる為か馴染めている人が居なかった。
 身体能力が非常に高く、ぼっちを軽々と持ち上げる怪力を持ち、足も速い。宙返りを披露した事もある。誕生日は7月31日。


倉井佳子(くらい・かこ)
 ぼっちの同級生。風紀委員。
 風紀委員という立場上、人に厳しい態度をとる事が多い。また過去のある出来事がきっかけで「一人でも生きていける強い人になる」と決心しており、「友達は作らない主義」である。しかし、友達を作る事で強くなっていこうとしているぼっちに興味を持ち、自分と対極にあるぼっちの考えを知りたいと思うようになる。
 何だかんだで、ぼっち達と交流する際には内心嬉しそうにしている。校外学習などのイベントでテンションが上がるタイプでもある。動物全般が好きで、犬も好きだが怖くて実際に近づくのは苦手。趣味は映画を見る事。誕生日は6月11日。
 

遠足で訪れた動物園でゾウを見て喜ぶ佳子




桜第二中学関係者

☆1組

 ぼっち達のクラス。本編開始時点では1年だが、作中の時間経過と共に2年、3年と進級していく。

押江照代(おしえ・てるよ)
 ぼっちのクラスの担任教師。国語担当。
 優しさと生徒への愛情にあふれた先生であるが、どこかズレた思考回路を発揮する事も。気が弱い為、怖そうな見た目のなこに過剰にビビってしまう。

!?

山田花子(やまだ・はなこ)
 テニス部員でアルの友人。友好的な性格で友達はもちろん、関わりの薄い人や知らない人にも積極的に話しかける。その為、アルはぼっちに対し「花ちゃんなら友達になるのは楽勝だ」と勧めた事もあるが、ぼっちとしてはきっかけが掴めない為かなかなか友達になれていない。
 アルが自分の残念ぶりをごまかす為の言い訳が通用するので、アルからは「ちょろい」と思われてしまっている。

栗枝衣抄(くりえ・いと)
 図書委員。自宅が書店であり、本ばかり読んでいたので会話は苦手だと自認している。一方で物語を作るのは得意なようで、文化祭の劇の脚本を引き受けている。

尾中ペコ(おなか・ぺこ)
 甘党。食べる事が好きで、授業中にお菓子を食べている事もある。ある時、皆で思い思いの事を叫ぶ流れになった際には「やせたい」と叫んでいた。明るく友好的な性格である。

小篠咲真世(おじょうさ・まよ)
 大金持ちの家のお嬢さま。優しい性格で、通学時に普段通りに送迎をしてもらった際に、涙を浮かべながらじいや(執事)にお礼を言っており、好きな言葉は「ありがとう」だと述べている。クラス替えをしても友達と一緒に居たいと願うぼっちに対し、「学校を買ってしまえば良い」と提案しており、金銭感覚は一般人とズレている。

二子乃咲(ふたご・のさき)
 双子の姉で愛称は「咲(さき)」。どちらかというと大人しく真面目な性格。妹の乃継と比べると、制服をきちんと着ている、左側の髪を結っている、桃色の花の髪飾りを付けている等の特徴がある。
 乃継が何かやらかした際に巻き添えで怒られているらしく、その事についてよくケンカしているが、基本的に姉妹の仲は良い。

二子乃継(ふたご・のつぎ)
 双子の妹で愛称は「継(つぐ)」。活発で、人との交流に積極的な性格で、姉の乃咲からは「遠慮がなさすぎ」と言われてしまう事も。姉の乃咲と比べると、制服を着崩している、右側の髪を結っている、黄色い星の髪飾りを付けている等の特徴がある。
 おてんばゆえに怒られてしまう事が多いらしく、その際に巻き添えで怒られている乃咲とよくケンカになっているが、ケンカした事を後悔し泣いて謝るなど、基本的に姉妹の仲は良い。

河合依乃(かわい・いの)
 クラスの委員長。何でも自分が一番にならないと気が済まない性格であり、委員長に立候補し当選している。だが、ある機会にぼっちと関わるうちに一番になる事以外の大切な事にも目覚めていく。

美奈川らう(みながわ・らう)
 愛称は「みーな」。クラスで一番の人気者だけあって、周りには常に友達が居て、笑い声が絶えない。人の笑顔が好きであるとの事で、ぼっちの傍から見れば奇妙な言動にもノッてくれるほどにノリが良い。合唱の特訓の際には、音痴である事を自覚しているが、楽しく歌っているから100点と自己評価する前向きさも見せている。
 眉毛が薄く、口がちょっと大きめなのが特徴。冬服の時期には体格に対して大きめのブレザーを、袖を折り返して着用している。視力3.0。

稲金真理(いなかな・まり)
 地方から上京してきたクラスメイト。都会生活に期待を抱いていたが、方言を笑われるのではないかという思い込みから積極的に会話をする事ができず、2年生になっても友達を作れずにいた。地元の友達からは「真理なら都会でたくさん友達できるね」と言われるような人物であり、元々は明るい性格である。
 学校指定のリボンタイではなく、ネクタイを着用している。

布藤香(ふとう・こう)
 みーなと同じ小学校で、小学生時代のみーなにとって唯一の友達だった。小学6年の時のある出来事がきっかけで登校拒否になってしまい、中学になっても登校できていないが、ぼっちとの交流をきっかけに自分を変えようとし始める。
 「ポセイドン」という名前の犬を飼っている。

姫路やない(ひめじ・やない)
 お姫様になる事を夢見ているが、実際の自分はそうではないというギャップに悩んでおり、真世とぼっちに相談を持ちかける。普段からティアラを着用している。着けているリボンタイは通常よりも大きめである。

恩井翔琉(おもい・かける)
 制服のブレザーの下に着ているパーカーが特徴的。校舎の屋上で謎の交信をしているが、そこにはある思いが込められている。

相田元気(そうだ・げんき)
 5か所ほど結っている髪型を始めとする派手な恰好が特徴的。いつもハイテンションだが怒られると簡単に落ち込んでしまう。ただし立ち直りも早い。ハイテンションでいる方が楽しいからいつもハイテンションでいるとの事。

池菜衣子(いけな・いこ)
 マッドサイエンティストに憧れており、いつも白衣を着ている。いつもハイテンションな相田元気の“パワフルな血”を狙っており、それを世界中の人々に輸血して世界を明るくパワフルにしたいと語っている。

音古賀らく(おとこが・らく)
 スカートの下に体操着のズボンを履いているのが特徴的。女子トークが苦手でいつも男子の輪の中にいる。しかしある事がきっかけとなり、ぼっち達に相談を持ちかける事となる。

須戸礼翔(すと・れいと)
 野球部所属の男子。左腕投手。左眉付近に古傷があるのが特徴。らくの幼馴染。甲子園出場を夢見ており、らくからも応援されている。

保武嵐(ほうむ・らん)
 野球部所属の男子。強打者。たれ目気味なのが特徴。流人と並んで男子の中でも特に背が高い。アニメ版2話にてアルにぶつかられた人物でもある。

玉戸流人(たまと・るひと)
 野球部所属の男子。捕手。体格が大きく、学校指定のワイシャツではなくTシャツを着ている。

徳井伴斗(とくい・ばんと)
 野球部所属の男子。バント職人。アニメ版設定資料では目つきが悪いのが外観的特徴であったが、原作では目つきよりも顔の輪郭が少しゴツゴツしているのが特徴的である。

金志杉也(きんし・すぎや)
 サッカー部所属の男子。茶髪で眼鏡をかけている。普段は同じサッカー部の藤吉や野球部員達と雑談をして過ごしている。

京藤吉(きょう・ふじよし)
 サッカー部所属の男子で黒髪。男子やらくとは楽しそうに話しているが、女性が苦手であり、ぼっちを目の前にした時には怖そうにしている様子を見せた。

大市四季(おおいち・しき)
 放送部所属の男子。マッシュルームカットのようなおかっぱ頭。いつもニコニコしている。とても賢い。

根賀まじめ(ねが・まじめ)
 大きなイヤリングを着けており、ギャル風の外見。中学を出てすぐに働こうと考えているが、親からは「高校には行け」と反対され、ぼっち達との話も経て将来を模索している。

津吉望(つよし・のぞむ)
 強い人に憧れるボクっ娘。周りにたくさんの人が集まるぼっちをクラスで最強だと認め、声をかけてきた。


☆その他の桜第二中学関係者


体育教師
 体育教師。入学式の日、不安と緊張でおかしくなっていたぼっちを心配して話しかけてきた。

購買部のおばちゃん
 購買部の店員。クラス替え阻止の為、学校を買おうとやって来たぼっちと真世に冗談を交えながら応対したノリの良い人物。

中内柄音(なかない・からね)
 3年1組所属(ぼっち1年生当時)。卒業式の日に1年生が3年生にコサージュを付ける事になり、その際にぼっちが担当した相手。見た目がヤンキー風である為ぼっちは驚いてしまうが、優しい性格であり、ぼっちに対し「2年生からはもっと楽しいよ」というメッセージを贈った。

学年主任
 ぼっちの学年を担当する学年主任の教師。照代からは「鬼の学年主任」と評されている。第92話にて生徒の面接練習相手として登場。厳しいがそれは生徒への愛情ゆえである。第38話の避難訓練の際にも学年主任と思われる教師が登場している。

校長先生
 第8巻第99話に登場。卒業式にて卒業証書を授与した。

中内未来(なかない・みらい)
 第8巻第99話に登場。卒業式の日、ぼっちにコサージュを付けた。


その他の人物


多田久渡らむ(たたくど・らむ)
 かいと同じ中学に通う友達。ボブぐらいの長さの黒髪が特徴。恵澄曰くおせっかいな性格。らむ側から話しかけた事がきっかけでかいと友達になった。

挽辺恵澄(ひくべ・えす)
 かいと同じ中学に通う友達。茶髪で髪型はツインテール。かいやらむと一緒にいる事が多い。

じいや
 真世の執事で、通学時の車での送迎を担当している様子が描かれている。

ポセイドン
 香の飼い犬。作中で犬種は明示されていないが、ゴールデンレトリーバーのような見た目の大型犬で人懐っこい性格。

近所の奥さん
 朝、ぼっちの家の前で世間話をしている事がある二人組。人見知りのぼっちにとって、自宅の玄関前に人がいると出て行きづらいのでちょっとした脅威である。

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